「図書コンシェルジュ」は、毎月、図書館職員等がおすすめの本を紹介するコーナーです。
《一般書文学》、《一般書》、《児童書》、《絵本》から1冊ずつ紹介しますので、ぜひ皆さんも読んでみてください!
貸出中の時は、予約ができます。
《一般書文学》
『チーム』 堂場 瞬一/著 実業之日本社
箱根駅伝でシード10位に選ばれず、予選で敗れたチーム。その敗者復活である「学連選抜」チームが、この小説の主人公たちです。二日間だけのために組まれたスペシャルチームで、彼らは何のために走るのか。走り終えた後、何を得るのか。
コース途中の景色や道路の起伏など、情景描写も巧みで、選手と共に走っている気分にもなれます。そして、読み終えた後は選手が感じた爽快さも味わえます。
年早々に始まる箱根駅伝に合わせ、チームでの走りを読書でもお楽しみください。
(対象 一般)
《一般書》
『100万回死んだねこ ~覚え違いタイトル集~』
福井県立図書館/編著 講談社
ロングセラー絵本「100万回死んだねこ」、直木賞を受賞した下町の工場が舞台の小説「下町ロボット」、旅行ガイドブック「ぶるる」、片付け本で話題になった「人生が片付くときめきの魔法」…
あれっと思った人は本に詳しい人です。これらは全て実際に図書館に舞い込んだ本のお尋ねです。福井県立図書館が、利用者から受けたレファレンスサービス(図書館での調べもの)のなかで、覚え違いの本のタイトルをまとめたものをホームページ上に公開したところ話題となり、書籍として出版されました。くすっと笑ってしまうものから、うっかり信じてしまいそうになるものまで、厳選された90の本のタイトルが紹介されています。
(対象 一般)
《児童書》
『季節と行事のおりがみくらぶ ~お正月・せつぶん・たなばた~』
新宮 文明/著 ほるぷ出版
簡単でかわいい、季節と行事のおりがみを紹介。折り方には総ルビがつき、大きい文字と図でわかりやすく紹介。折り方以外にも伝統行事のミニコラムが載っていて、作品と知識が満載です。
他にも、「母の日・父の日・こどもの日・ひなまつり」「お月見・ハロウィン・クリスマス」もシリーズであ
ります。壁や机の飾り、プレゼントなど、おりがみで季節と行事をお楽しみください。
(対象 小学低学年から)
《絵本》
『たべられちゃうの?めんどりさん』
リチャード・ウェアリング/作 キャロライン ジェイン・チャーチ/絵 まえざわ あきえ/訳 ひさかたチャイルド
農場に小さなめんどりが一羽いました。めんどりは好き嫌いせず、なんでもよく食べてずんずん大きくなっていきます。
丘の上にはおなかをすかせ、やせ細ったキツネが一匹。めんどりを食べてやろうと、そーっと近づこうとしますが思いとどまります。「もう少し待てばもっと大きくなるかもしれない」と。案の定、めんどりはにわとり小屋ほど大きくなりました。うんと我慢したキツネは「よーし、いまだ!」と、目にもとまらぬ速さでにわとり小屋へ突進します。
わ! え! 食べられちゃうの? めんどりさん。
(対象 5歳から)
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令和6年9月号.pdf★
令和6年10月号.pdf★
令和6年11月号.pdf★
令和6年12月号.pdf