「図書コンシェルジュ」は、毎月、図書館職員がおすすめの本を紹介するコーナーです。
《一般書文学》、《一般書》、《児童書》、《絵本》から1冊ずつ紹介しますので、ぜひ皆さんも読んでみてください!
貸出中の時は、予約ができます。
《一般書文学》
『作家 超サバイバル術!』 中山 七里、知念 実希人、葉真中 顕/著 佐藤 青南/漫画 光文社
今をときめく人気作家3人が、「作家と新人賞」、「作家とおカネ」、「作家と映像化」などなど、刺激的な10のテーマを、生き残りが厳しい中、それぞれの経験をもとに語っています。
「さよならドビュッシー」で大賞を受賞し、当館にも講演に来館してくださった、岐阜県出身のベテラン作家の中山七里さん、そして「仮面病棟」、「崩れる脳を抱きしめて」で大賞を受賞した中堅作家の知念実希人さん、さらに「ロスト・ケア」で新人賞を受賞し、デビュー10年の葉真中顕さん。作家の道は修羅の道。読者にはわからない作家さんの裏の苦労や、なるほどと思える視点、近年の文芸界のリアルなど、気になる話がいっぱいです。
(対象 一般)
《一般書》
『おとちゃん式・鳥の撮り方 とびきりかわいく飼い鳥を撮る!』
村東 剛/著 パイインターナショナル
うちの鳥さんが、いちばんかわいい。うちの鳥さんのいじらしさをみてほしい。うちの鳥さんのこの愛らしい仕草を残しておきたい。そう思って鳥さんを写すのに、おかしい。レンズが悪いの?カメラの性能が良くない?いつも撮った写真を眺めては残念に思っているあなた。小鳥界のスーパーアイドルおとちゃんの専属カメラマン(飼い主さん)によるこの本を読んで、光を味方につけ、技を磨けば、あなたの鳥さんも鳥の世界のアイドルになるかも。インコだけではなく、ほかのかわいい鳥さんもモデルとして登場します。
本を読むのはちょっと苦手な、おとちゃん推しのあなた。この本にはいろいろな身振りのおとちゃんも載っていて、字を読まなくても見ているだけでいやされます。
(対象 一般)
《児童書》
『雨の日は、いっしょに』 大久保 雨咲 /作 殿内 真帆/絵 佼成出版社
小学校1年生のハルくんは、雨の日には黄色い傘をさして学校へ行きます。このお話は、ハルくんの黄色い傘が主人公です。傘くんは雨の日にしか外へ出かけることができません。出かける場所もハルくんの学校ばかりで、新しい世界に憧れています。そんなある日、ハルくんといつもの道を歩いていると、風にあおられて傘くんは空へ飛んでいってしまいます。
ひょんなことから違う世界を知ることになった傘くんの冒険と成長の物語です。皆さんも傘の世界を少し覗いてみませんか?
(対象 小学低学年から)
《絵本》
『えらいこっちゃのいちねんせい』
かさい まり/作 ゆーち みえこ/絵 アリス館
学校は「えらいこっちゃ」がいっぱい!小学1年生になったばかりのまきのくんは、毎日がえらいこっちゃ。教室のかべに貼ってある時間割は勉強だらけで、そのあとは給食とやることも時間も決まっています。授業中にトイレに行きたくなったり、学校の中で迷子になったり、学校生活はえらいこっちゃだらけです。
はじめて小学校に行く子どものがんばりを描いた絵本をぜひ読んでみてくださいね!
(対象 3歳から)