「図書コンシェルジュ」は、毎月、図書館職員等がおすすめの本を紹介するコーナーです。
《一般書文学》、《一般書》、《児童書》、《絵本》から1冊ずつ紹介しますので、ぜひ皆さんも読んでみてください!
令和7年4月号から令和8年3月号まで1年間、各務原西高校の学生が推し本を紹介します!(みんなの図書館プロジェクト)
貸出中の時は、予約ができます。
■一般文学

書名:「女生徒」
・著:太宰治
・絵:今井 キラ
・出版者:立東舎
「このごろの私は、子供みたいに、きれいなところさえ無い。」
この本は、東京に住んでいる一人の少女の一日を描いた物語です。大人の女性が無理に笑いかけたりお辞儀をしたりと、見かけをよくしているのを醜いと感じますが、彼女もまた自分の成長や世間の考えによって、そうなっていくのに気付いていきます。子供と大人の境目にいる自己との葛藤が繊細に描かれているのが魅力です。
また、実際に読んでみて、共感できる部分もあり、太宰治の作品の中でも親しみやすい一作です。
(対象 一般)
■一般書

「スーツアクターの矜恃」
・著:鈴木美潮
・出版者:集英社インターナショナル
この本は、特撮愛に溢れた読売新聞社の女性ジャーナリストから生まれた本です。
作者は、数多く特撮ヒーロー番組のトークイベント等を企画・主催するのはもちろん、実際に撮影現場(仮面ライダーZX「特番」)へも同行するほど。また自身でヒーローの面をかぶると、方向感覚も距離感も失って一歩も動けなくなったことも。
そんな中でアクション・殺陣事務所(アクション俳優・JAE等)への膨大で緻密な取材、参考文献、映像資料等に基づいて完成したノンフィクションの本です。
あなたの「スーツアクター」=「中の人」という先入観が木っ端微塵に打ち砕かれるかもしれません。
(対象 一般)
■児童書

「小学生のための図解歌舞伎じてん 知ると楽しい!日本の伝統文化」
・著:「江戸楽」編集部
・イラスト:辻村 章宏
・出版者:メイツユニバーサルコンテンツ
江戸時代にはじまった歌舞伎は、日本の伝統芸能であり、現代でも新しい演目が作られています。こちらの本には、歌舞伎舞台の仕かけやキャラクター、化粧、演目、音楽など、歌舞伎にまつわる様々なことが紹介されています。
「連獅子」という演目では、白い毛の親獅子と赤い毛の子獅子が長いかみをふり回す有名なシーンがあります。おどりを見るだけでも楽しむことのできる演目といえるでしょう。また、「鷺娘」は、長唄の舞ようの名作であり、鷺の化身である娘の舞う姿は美しく、人気のある演目です。
歌舞伎を知ることで、日本の歴史や伝統文化についても理解が深まるのではないでしょうか。
(対象 小学中学年から)
■絵本

「キツネザルのあったかいセーター 」
・作 絵: ウルリカ ケステレ
・訳:石井 登志子
・出版者: 徳間書店
オオヤマネコのリーサと小さなクマのニルスは、北の寒いところに住んでいます。ある日、あたたかい南の島・マダガスカルから、絵をかくことが大好きなワオキツネザルのオットーが遊びにやってきました。オットーは夜になるとさっそく外へ出て、楽しみにしていたオーロラの絵をかきはじめます。 しかし寒さに耐えきれず、風邪をひいてしまいます。
オットーのことが心配でたまらないリーサとニルスは、どうすればオットーにあたたかく過ごしてもらえるのか、一生懸命に考えて・・・
誰かを想う気持ちのあたたかさを、子どもにも大人にも優しく伝えてくれる一冊です。 寒い季節に心がぽかぽか温まる絵本はいかがでしょうか。
(対象 5歳から)