「図書コンシェルジュ」は、毎月、図書館職員等がおすすめの本を紹介するコーナーです。
《一般書文学》、《一般書》、《児童書》、《絵本》から1冊ずつ紹介しますので、ぜひ皆さんも読んでみてください!
令和7年4月号から令和8年3月号まで1年間、各務原西高校の学生が推し本を紹介します!(みんなの図書館プロジェクト)
貸出中の時は、予約ができます。
《一般書文学》
『ザ・ロイヤルファミリー』 (各務原西高校生の推し本) 早見 和真/著 新潮社
優秀な競走馬は血を継承する。次の世代へ優秀な遺伝子を残し、夢や無念を託すのだ。では、人間はどうだろうか。わたしたちは何を受け継ぎ、何を背負い、何を遺していくのだろうか?
馬主である山王耕造の秘書として働く栗須栄治は、山王の所有する〝ロイヤル″を冠する馬の栄光を目指す。20年に渡るこの物語は〝継承″と〝家族″をテーマに進む。親から子へ。親は何を残すのか。子は何を選ぶのか。そもそも〝家族″とは何か。血が繋がっていれば〝家族″なのか。〝家族″でなければいけないのか。
究極のブラッドスポーツとともに描かれる重厚な〝家族″ドラマ。
(対象 一般から)
《一般書》
『ケーキの切れない非行少年たち』 (各務原西高校生の推し本)
宮口 幸治/著 新潮社
あなたはケーキを3等分することはできますか。大半の人は綺麗に3等分することができると思います。しかし、実際、少年院にいる非行少年の中には、それができない人たちもいます。この本では非行少年の実態や、私たちが子どもたちにできるケアについて書いています。
世の中には「境界知能」という、周りとの適切なコミュニケーションがとれなかったり、物事を理解するのが難しいといった子どもたちが数十パーセントもいますが、健常人と見分けがつきにくく、「軽度」と呼ばれてしまい、本来は保護すべきなのに犯罪に手を染めてしまうこともあるそうです。傍観ではなく、自分たちが子どもたちにできることを考えてみませんか。
(対象 一般)
《児童書》
『名探偵コナンの小学生のうちに知っておきたいお金と世の中103』
青山 剛昌/原作 大河内 薫/監修 小学館
現代社会においてお金の使い方は大切なもの。それは大人だけでなく子供でも。お金は欲しいものを買うことができる便利なものですが、使い方を間違えてしまうとムダづかいをしたり怒られたりして困ることもあります。この本を読んでお金の使い方を知り、改めて考えてみるのはどうでしょう。
『アルバイトなど働くことができるのは何歳から?』 『遊園地や映画館などの食べ物や飲み物の値段が高いのはどうして?』 名探偵といわれたコナンくんや少年探偵団と共に、お金や世の中の謎(クイズ)130問に挑戦してみよう!
(対象 小学中学年から)
《絵本》
『まぼろしの巨大クラゲをさがして』
クロエ・サベージ/作 よしい かずみ/訳 BL出版
深い海の色となんだか不思議ないきものがのぞいている表紙が印象的です。
クラゲが大好きなモーリー博士は、まだ、だれも見たことがないまぼろしの巨大クラゲを探しに13人の仲間と北極海に向かいます。毎日、みんなで一生懸命に調査します。氷の下にもぐり、ボートで氷の海にこぎだし、懸命に探し続けますがクラゲは見つかりません。「おーい、巨大クラゲ、いったい、どこにいるんだい?」 夢を追い続けるモーリー博士と仲間たち。巨大クラゲは本当にいるのでしょうか。
青く深い海と白い氷、赤い船。仲間たちの生活や海の様子が断面で見られる楽しさ。美しい色彩の絵とコミカルな表情。どのページも見飽きることのない1冊です。
(対象 小学校低学年から)
★
令和6年9月号.pdf★
令和6年10月号.pdf★
令和6年11月号.pdf★
令和6年12月号.pdf★
令和7年1月号.pdf★
令和7年2月号.pdf★
令和7年3月号.pdf