「図書コンシェルジュ」は、毎月、図書館職員等がおすすめの本を紹介するコーナーです。
《一般書文学》、《一般書》、《児童書》、《絵本》から1冊ずつ紹介しますので、ぜひ皆さんも読んでみてください!
令和7年4月号から令和8年3月号まで1年間、各務原西高校の学生が推し本を紹介します!(みんなの図書館プロジェクト)
貸出中の時は、予約ができます。
■一般文学
・書名:「最後は会ってさよならをしよう」
・著:神田澪
・出版者:KADOKAWA
・本文:
140文字ぴったりで書かれた短編集。これは一般的な小説で言うと、わずか半ページにも及ばない字数。しかし其処には確かに誰かの物語が存在している。それは時に友情で、悲恋で、家族愛で、別れである。〝たった140字中のラスト一行″、精々数十文字。けれど、真実と気づきが秘められている。一編一編〝世界″があって、人の〝心″が滲んでいる。
長編で得られる感動とはまた違う、けれども不思議と満ち足りる。そんな物語達に、人生の数分、寝る前の一時を預け、浸ってみてはいかがでしょう。きっと何かの糧と、心の栄養となるはずです。
(対象 一般)
■一般書
・書名:「あの夏の正解」
・著:早見和真
・出版者:新潮社
・本文:
熱中しているものがあるとしよう。人生の大半をそれに費やし、夢を叶えるため、家族の笑顔のために努力したとしよう。たった三度の晴れ舞台。スポットライトは数に限りがある。熱意に差はあれど、仲間たちとそこを目指していた。
2020年、5月20日。全国高等学校野球選手権大会の中止が発表された。当時、彼らは何を思い、何を考えたのだろう。想像はできるが、それはきっと「正解」ではない。では、何が「正解」か。そもそもあの夏に「正解」はあるのだろうか。
悩み、葛藤し、選択していった高校球児たち一人一人の「答え」とは。
(対象 一般)
■児童書
「食べものいっぱい図鑑」
・総監修:内野 美恵
・出版社:チャイルド本社
ふだん食べているごはんの材料を知っていますか? みんなの好きな料理に使われている食材が、もともとどんな形をしていたのか。どんな加工・調理されているかを写真で紹介しています。
おむすびやホットケーキ、ポテトチップスやうめジュースのかんたんな作り方も載っています。親子でチャレンジしてみませんか。
カラフルなイラストや写真から、子どもが自然や食べものに興味をもつきっかけになる一冊。 (対象 3歳~小学低学年)
■絵本
「きょうのおべんとうなんだろな」
・さく:きしだ えりこ
・え:やまわき ゆりこ
・出版者:福音館書店
野原で元気いっぱい遊んだみんなは、おなかがすきました。おべんとうの中身はなんだろう?
ぶたさんはバターつきポテト、うさぎさんたちは、にんじんに、キャベツとりんごのサラダつき。りすさんや、くまさんのおべんとうはなにかな?ぼくのおべんとうは? それぞれが大好きなものがつまったおいしいおべんとう。最後は草の上でみんな一緒に「いった だっき まーす!」。
「ぐりとぐら」のコンビが描いた新緑の行楽シーズンにピッタリの絵本です。
(対象 2歳から)