「図書コンシェルジュ」は、毎月、図書館職員等がおすすめの本を紹介するコーナーです。
《一般書文学》、《一般書》、《児童書》、《絵本》から1冊ずつ紹介しますので、ぜひ皆さんも読んでみてください!
令和7年4月号から令和8年3月号まで1年間、各務原西高校の学生が推し本を紹介します!(みんなの図書館プロジェクト)
貸出中の時は、予約ができます。
■一般文学
「クレイジーDの悪霊的失恋 ~ジョジョの奇妙な冒険より~」
・著:上遠野浩平
・original concept:荒木飛呂彦
・出版者:集英社
『ジョジョの奇妙な冒険』シリーズ。独特の絵柄と特徴的な台詞から、漫画を知っている人は多いだろう。 かつて〈皇帝(エンペラー)〉と称された男、ホル・ホースがあるモノを探して、「杜王(もりおう)町」にやってくる。そこで一人の少年、東方仗助と出会い、奇妙な“運命”の歯車が動き出す。ホル・ホースの探しているものとは・・・?そもそも、“ジョジョ”ってなんだ・・・?奇妙な運命・・・?この文を見て疑問が浮かんだ貴方は、すでに!コチラへ引き込まれている!!第四部「ダイヤモンドは砕けない」公式スピンオフ。これを読めば、ジョジョへの印象はガラリと変わるだろう・・・。
(対象 一般)
■一般書
「日本語をつかまえろ!」
・文:飯間 浩明
・絵:金井 真紀
・出版者:毎日新聞出版
みなさんは、 「彝」 という字を何と読むか、わかりますか?著者の飯間さんによると、5万字以上ある漢字のうち、私たちがふだん目にしている漢字は2、3千字ぐらいだそうです。 辞書作りをしている飯間さんが、日本語にまつわるあれこれを教えてくれる1冊です。 1つ1つのエピソードが短いので、言葉についての知識が無理なく身につきます。しりとりで勝つ方法、作文がうまくなるコツ、名前が分からないものの呼び方を調べるには? など、思わず誰かに話したくなるようなトリビアも満載! 楽しく読めた方は、続編の「日本語をもっとつかまえろ!」 もどうぞ。 ちなみに、「彝」 の読み方は音読みが 「イ」、 訓読みが 「つね」です。
(対象 一般)
■児童書
「なんとかなる本 樹本図書館のコトバ使い①」
・著:令丈ヒロ子
・絵:浮雲宇一
・出版者: 講談社
―あなたは今、なんとかしたいことがありますか?
そう書かれた真っ赤な本は、困った時に現れる『なんとかなる本』。本を拾ったチサが思わず「なんとかして!」と叫ぶと、あっという間に本の中に吸い込まれます。そこは、樹本(きほん)図書館。図書館司書の葉飛(ようひ)は、悩み事の解決方法としてチサに「コトバの術」をかけました。術の名前は「心従(こころしたがう)のコトバ」。しかし、チサはこの術のせいでどんどんピンチになっていくのです。チサの悩みは無事に解決するのでしょうか? チサの他に4人の悩み多き登場人物が、それぞれの「コトバの術」にかかり困難を乗り越えていきます。あなたならどんな「コトバの術」にかかりますか?
(対象 小学中学年から)
■絵本
「とうみんホテルグッスリドーゾ」
・作:かめおかあきこ
・出版者:岩崎書店
秋が深まるころ、深い森の奥にある古いお屋敷にたくさんの動物たちが訪れます。ここは冬を寝て過ごす動物たちのためのホテル「グッスリドーゾ」です。ホテルを営む3匹のウサギたちは、ヤマネやリス、クマたちがぐっすりと眠れるように綺麗な部屋やおいしい料理をふるまいます。しかしみんなが眠るなか、アナグマが目を覚ましてしまいました。そこでウサギたちはアナグマのためにとあることをします。優しいタッチのイラストで描かれた心が温まる1冊です。
(対象 3歳から)