リレーメルヘンは、平成13年度に敦賀市立図書館の新館オープン10周年を記念する事業のひとつとして始まりました。最初の作品は、敦賀市内の小学校を4ブロックに分け、物語をつなぐといったものでした。
これが、とても好評だったため、翌年度に、友好都市である各務原市の中央図書館へ声がかかり、両市の児童によるリレーメルヘンが始まりました。この年、第2回になる作品は、前編を敦賀市児童が、後編を各務原市児童が作っています。
その後、毎年、前編・後編の順番を交代しながら作品を制作しており、子どもたちのみずみずしい感性でリレーされた、楽しいメルヘン作品が24年度までに12冊生まれました。
まだ見ぬ友達と一緒に物語を創ることは、制作の楽しさだけでなく、交流の輪も広げています。
自分の作品はもとより、友達の作品が活字になり、本になることは、子どもたちが読書に親しむきっかけにもなるでしょう。平成17年度からは、リレーメルヘン制作に関わった児童による交流会も始まりました。平成24年度は、12月8日に敦賀市の児童が各務原市を訪れ、作品の発表や交流を行ないました。